ま,チョコかかってれば大体何でも好きです。←ただのチョコ好き
普通のショートケーキはなにか普通過ぎてピンとこず,フルーツケーキ系はフルーツ喰った方が良いのではないかという単純な発想。。。
嫁の好物のモンブランに至っては基本的にはあまり好きでない部類になってきます。
特にどこが好きでない!ってほどではないのですが,なんとなくです。
でもケーキとしてのモンブランはともかくとして,和栗はかなり好きです。
芋っぽいもんが好きなんですかね?
そんな中,やっぱりテレビで宣伝していたモンブランが有名なスイーツ店に行って参りました。

広い駐車場から門をくぐり,立派な庭園を歩いた先に純和風店舗のお店がございます。

栗のいえ KURINOIE
築120年の元村長さんの家を上手にリノベーションしたお店のようです。
お庭もそうですし,エントランス,店内,インテリアの全てがアンティークでまとめられ,とても素敵です。
一番のお気に入りはこちらでしょうか?

犬さまのParking
良いなぁ。センスに満ち溢れていますよね。
できたら我が家用にふくろうさまのParkingも作っておいていただけるとありがたいです。←レア客

入口扉の引手も栗が彫り込んであります!
もともとの村長さんの細工なのか,現オーナーの細工なのかわかりませんが,こってますよね♡


店内は畳ぶち抜き大広間とそれを囲うような縁側に席が用意されております。
座卓&ソファー席,テーブル席,etc...
バリエーション豊かでどこも居心地がよさそうです。
ソファーに座り,周りを見渡した第一印象は・・・
陸前高田の母の実家と同じ雰囲気を感じるな。。。でした。
震災の津波で全てが無くなってしまいましたが,母の実家もまた地元ではそれなりの名家で,地元工芸大工の匠の技が駆使された木造住宅だったのですよ。
柱とか鴨井とか眺めているとノスタルジックな雰囲気に包まれてきますね!

縁側の窓向きの席は季節ごとにその変化を楽しめる席ですよね。
こちらのお店の有名なシェフとか女将さんの紹介はあちこちに書いてあるので割愛しますが,素晴らしい仕事っぷりを各所で感じることができます。
まず,メニューはこちら!

基本的には「こぼれモンブラン」と店頭ケーキを頂きながら,厳選された紅茶を頂く(珈琲もある)スタイルとなります。
予約が必要な他のメニューもあるようですが,その辺はまたいつか。

紅茶はアールグレイの他,フレーバーが選べます。
お好みの香りを確かめてからオーダーできるのが良いですね!

ほどなく用意されたアールグレイ!
ポット敷が栗なのも可愛らしいですね。
いよいよ来ましたよ!
こぼれモンブランです!

杉細工のきれいなお皿に盛られたモンブラン・・・
コントラストが美しい!
遠目ではもりそば?いや白い雪の山のよう。。。←そばとは大違いだ

所謂モンブランで使われている絞り出しモンブランではなく,削り出しの技巧で積み上げられた和栗のモンブランとなります。
絞り出しだと和栗のもつ良い香りも一緒に押しつぶされるそうで,これを最小限にするための削り出しらしいです。

とにかく美しいです。。。
そして口に含むともう和栗!
軽い食感と芳醇な香りがベストマッチですよね!

中にはクリーム,メレンゲ,和栗の甘露煮かな?などが入っており,削り和栗との味と食感のコントラストが素晴らしいです!
日本でもトップクラスの栗の名産地・笠間で,和栗の風味・薫りにこだわったこのモンブランは,所謂モンブランとは違いますよね。
極端に言えば,焼き栗を楽しむように和栗を楽しむ一つの形としてこの山が出来てきたのかと。。。
店舗,接客等の良さも相まって,素晴らしい一皿になっていたと思います。
冬の日差しの温かい中,眩し気な庭を眺めながら奥の座敷でまったりと時間を過ごす。。。
そんなひと時に合うお店でございました。
今度は限定メニューを頂きに来よう!