お遍路道中最大のトラブルと言うか難所と言うか・・・
愛媛恐るべし・・・

【5日目の行程表】
☆第40番札所 観自在寺(平城山薬師院)
40番さんからスタート!
ここは通りからちょっと狭めの路地を抜けた先に駐車場があります。
【お寺側から入ってきた路地を写す。手前左右が駐車場ね!】
【仁王門】
【十二支守本尊】
【本堂】
【大師堂】
★別格霊場第6番札所 龍光院(臨海山福寿寺)
【宇和島駅のすぐ近くの高台にあります!】
【本堂】
【大師堂】
【お稲荷さんもあるのね】
朝の清々しい空気ときれいな景色と・・・
良い一日になる・・・カナ?って思ってたんですけどね。
☆第41番札所 龍光寺(稲荷山護国院)
別格6番は龍光院で,41番は龍光寺なのね。。。
10kmくらい離れてるから,近いちゅうわけでもないか。
【車だと回り込んで写真右手(写ってない)の駐車場に行ける】
【奥には稲荷神社】
【本堂】
【大師堂】
☆第42番札所 仏木寺(一カ山毘廬遮那院)
【仁王門】
【本堂】
【大師堂】
【ご接待でみかん頂きました】
愛媛入ってありこちでみかん頂きました♡
☆第43番札所 明石寺(源光山円手院)
【仁王門】
【大師堂】
【本堂】
【仁王門を通した紅葉】
11月も後半ですから,例年ですと四国もきっと紅葉盛りなんだと思うんですが,今年は雨だの風だのいろいろあって紅葉がバラバラに遅れてる感じのようです。
【地蔵堂から本堂をのぞむ】
紅葉がよいアクセントになりはじめてますね!
さて,八十八カ所巡りではこの後は44番に向かうところですが,別格さんがこれと反対方向(佐田岬の方?)に2ヶ所ございまして,大きく遠回りしてこちらに寄っていくこととなります・・・
これが悪夢の始まりでして・・・
まず目指すのは別格7番の出石寺!
結構な山の上にある山岳霊場の一つらしく,ナビさんにお任せしたら40番からは最短距離の山道ルートをチョイスしてくれました。。。
このナビチョイスもよろしくなかったね。。。
そんでも途中途中には「出石寺はこっちよ→」みたいな看板が随所にあり,歩き遍路の外人さんも同じ道をたどっていたので大丈夫だろうと思っていたんですが・・・
明らかに山道が本格的な山道になってる・・・(そんでもまだ看板はたまにある)
かれこれ10km近くは枯葉で道が隠れるほどの山道を走り・・・
たぶんあと2,3kmで別格7番さんに着こうかという距離の分かれ道まで来た時・・・

【右にあがっていくと別格7番出石寺】
?????

【全面通行止!】
えぇ~~!!!!
途中に何も書いてなかったよ!
まじっすか?
ナビの距離的には残り3キロ切ってるんすけど。。。
しかたないから戻りますか・・・
15kmくらい戻るのかな?
Uターン大変だな。。。(狭い)
あ,そーいえば歩いて登ってきてる歩き遍路の外人さんもいたんだ!
歩きの人も通れないのかな?
ってことで,ちょっと車置いて軽く様子だけ見てきました。

【こりゃダメだよね(かなり遠目から望遠撮影)】
なんか土砂崩れセンサーみたいのがあったので,本格的に通っちゃいけない感じです。
戻りがてら歩き遍路の外人さんにも伝えてあげましょう。。。
っと,思ったんですが・・・
戻れど戻れど外人さんがいない!
まさか遭難したわけではないと思うのですが,結局通行止めのお話が伝えきれず・・・
大きく大きく戻って迂回したところ・・・
★別格霊場第8番札所 十夜ヶ橋(正法山永徳寺)
で,結局戻って迂回するルートは別格7番さんより前に別格8番さんに寄ってくルートだったりして・・・
【本堂】
【大師堂】
【みかん頂きました。。。】
ここの納経所には道の悪いところがあるので,大きな道で来てください!って案内がしっかり出てたんすけどね。。。
遅いっす!
できれば43番の明石寺に掲示しておいてもらいたかった。。。
迂回距離どれくらいですかね?
30km以上,2時間以上はロスった気がします。
とにかくへとへとですが,ここから別格7番さんに改めてトライっす!
★別格霊場第7番札所 出石寺(金山光明院)
迂回した道ね。。。
全然こっちの方が良い道です!
しっかりした舗装路がわりと最後の方まで。。。
ほぼ海岸線から山の頂上まで登りきる道ですが,安心してお寺にたどり着けます。
正直,最初の通行止めの山道は,たまに見かける看板に出会うまでは,遭難したんじゃないかな?って思える道でしたもん!
【駐車場からお寺へ行くとこ】
【駐車場でのナビ履歴:たどり着けなかった赤い点が左に・・・】
ナビの履歴にしっかり残ってましたよ。
山の反対側からアプローチしてきて,手前2kmもないところで引き返してるの・・・
【想像以上に立派な仁王門】
ここね。。。
すごく立派なお寺です!
別格さんなので例によって参拝客は少ないのですが,ここも一見の価値のあるお寺です!
【奥は護摩堂】
【本堂】
【大師堂】
【遠くに瀬戸内の海が見えます】
伊予灘ですかね?
【絶景なポイント!】
【ここもお薦めの霊場ですね!】
たどり着くまでに随分苦労しましたけど,それだけの価値のある霊場だと思います!
ところで最初に出会った外人さんの歩き遍路さん,無事に着けたのかな?
☆第44番札所 大寶寺(菅生山大覚院)
こっちの方は松山自動車道とか使って,比較的良い道で一気に距離が進められるのが良いですね。
【お寺はここから上がっていく・・・】
思ったよりしっかり歩くな。。。
【荘厳な仁王門】
【良い雰囲気ね】
【本堂】
【大師堂】
【帰り道】
これにて八十八ケ所巡りは折り返し点となります!
う~ん。まだまだ先は長いね。。。
ってか愛媛の途中で折り返しって事は,圧倒的に愛媛と香川が霊場多いのね!
☆第45番札所 岩屋寺(海岸山)
【駐車場は何カ所かあるけど300円】
ただ,駐車場に入り手前が狭いので,車高のあるマイクロバスとかキャンパーとかはダメみたいっす。
【最初にまだまだじゃ!って書いてある】
このTシャツとか売ってなんだよね。
買おうかと思ってたんだけど,買うの忘れて帰っちゃった。
【ハイキングだと思った方が良いね】
往復40分位はみとかないとダメね。
でも石段として整備されてるからまだ良いか。。。←慈眼寺比較
【山門】
まだまだっすよ!
【木々の向こうにゴールが見えてきた】
で,たどり着いた所は・・・
【まさに岩屋!】
びっくりしたのが,あがったところに居たのが外人さんだらけで。。。
英語圏でない北欧系っぽい個人若しくは家族客ばかりだったんですけどね。
人気なんですかね?
皆さん写真いっぱい撮ってました!
あとほぼパーフェクトに読経して参拝してる歩き遍路の外人さんも!
【本堂】
【本堂の奥の崖にさらに仙人堂ってのが・・・】
【ここを上がっていく!】
上がってよい所なのですが,はしご壊すとナニなので辞退しました。←体重0.1トン超
【仁王門】
【仙人堂のさらに上の方も顔のような窪みが・・・】
これは大師様のご尊顔とかですかね?
【帰路も長いぞ!】
【木霊とかいそうですよね】
今更ですけどね。。。
お年寄り向けのバスツアーもこうした参道,山道,石段は,歩いて登らないと参拝できない訳で。。。
ほんとに普段から杖がないと歩けない方とかは,バスツアーでもお寺までの参拝はできないんじゃないですかね?
☆第46番札所 浄瑠璃寺(医王山養珠院)
山降りてくるとここかな。。。
【本堂】
【大師堂】
なんとなく亜熱帯植物園的な雰囲気がある感じで。。。
なんとなくです。
☆第47番札所 八坂寺(熊野山妙見院)
【極楽橋】
【本堂】
【大師堂】
★別格霊場第9番札所 文殊院(大法山徳盛寺)
結構もうへとへとですが,本日はここまで行こうと・・・
【割と住宅街にあります】
【本堂】
【大師堂】
これにて5日目の道中は終了です。
いやいやもう出石寺行くまででエネルギーの80%くらい使った気がしますね。
今度からナビ頼りの旅はやめようと思います。
一度は地図とかで軽くルート確認をしておいて,明らかに土砂崩れして通行止めになりそうな山道は最初から避けるようにしたいと思います。
そして改めてですけどね。。。
四国お遍路は山岳霊場の塊なんだと思いましたよ。
結果的に車でほぼ上がれた出石寺はまだ良しとしても,駐車場から山登りしないといけないところは幾らでもある!
車と歩きと合わせた高低差の動きでは今日が一番であったのではないかと思います。
とりあえず八十八ケ所では折り返し点を越え,別格を加えても半ばを超えた霊場にはなったかと思います。
5日で半分!
頑張ってるペースだと思います。
そして思いのほか愛媛が広い!
高知が終わったら,あとはスイスイかと思いましたが大間違いでした。
明日への英気を養って6日目に突入したいと思います。
ってことで。。。
******************* 寄り道 ******************
寄り道ってか,この日はそれどころでなかったのでお昼抜きだったんですよね。
なんでまずはメシ!ってことで。。。
参考記事: 四国を食べよう ~鯛めしは宇和島?松山?~
【宇和島鯛めし】
【松山鯛めし】
で,流石に疲れたんでちゃんとしたところに泊まろう!ってことで。。。
参考記事: 四国を食べよう ~道後温泉やや~


【道後温泉やや】
先の記事でも書いてたかと思いますけど,この泊まった道後温泉ややさんには所謂温泉はないんですよね。
代わりに歩いてすぐのところにこれがあります!

【道後温泉本館】
道後温泉
近くにこれがあるから別にホテルの風呂は普通の風呂でも良いと!
四国来たら行きたいところリストには,この道後温泉入ってたんすよ。
ホントは風呂だけ入って早々に松山通過する予定だったんですけど,流石に疲れたのでお泊りっす。

【夜しか観てないけど映えますよね!】

【看板がまたよろしい!】

【人力車観光も呼び込みしてました】
乗りたかったんですけど,おっさん1人では絵にならないんだよね。

【いろいろ入浴料金が・・・】
簡単に言うと,所謂町の銭湯的な「神の湯」ってのと,ちょっとゴージャスな「霊(タマ)の湯」ってのがある。
で,神の湯は,風呂入るだけのプランと,風呂と大部屋休憩室利用(茶菓子付)のセットプランがある。
この古びた道後温泉本館の雰囲気をそれなりに楽しむには,せめてこの大部屋休憩位はあっても良いかも。。。
霊の湯は,まず浴室そのものが神の湯と異なります。(神の湯も行ける)
両湯の入浴と大部屋休憩室のセットプランと,休憩室が3階の見晴らしの良い個室を使えるプランがあるわけで。。。
計4種類の入浴券があるって事です。
おとうは今日限りとなりますので,迷わず最上級の「霊の湯,三階個室」で券を買いました!
当たり前ですけど個室は売り切れたら終わり(空くまで待つのかな?)ですので,時間制限はあるのですがお客さんが多い時間帯とかだと争奪戦になるのでしょうね。
今回はすんなり買えましたけど。

【これが霊の湯個室入浴券だ!】

【通路に道後温泉の歴史資料みたいのが展示してあります】

【三階個室から外をみてみた!】
案内されたお部屋は1号室!←気分良い
窓から見られる景色はちょうど道後温泉本館の内側が望める感じです。
建物を楽しむには良いですね!
どうせ周りみてもホテル街とか眺めるだけですからよいでしょう。
真ん中に擦りガラスの屋根が見えますけど,たぶんここが神の湯の天井なんじゃないですかね?←違うかも?

【風情がありますなあ・・・】
お風呂の中は撮影禁止なので何も撮ってませんけど,感想を少々・・・
霊の湯は,かなりこじんまりとしておりますが,大理石に囲まれた浴室は歴史と高級感満載ですね!
多少お値段が高いせいもあって,入浴者自体も少なめなのも良いでしょうか?
それこそローマチックな雰囲気もあるかな。。。
神の湯は西と東の二つの浴室があります。
どちらも神の湯利用ができる方は自由に行き来できます。
浴室に「坊ちゃん 泳ぐべからず」って立札も付いてたりします。
坊ちゃんゆかりの道後温泉ですからね!

【入浴を終えると休憩室にお茶とお菓子を持ってきてくれます】

【涼しい秋(もうすぐ冬)の夜風で気持ちよく】

【三階の個室はこんな感じで並んでます】
忘れてましたが,見学ができるお部屋ってのがあって,こちらは個室料金関係ありません。

【坊ちゃんの間】
こちらは見学用の個室で漱石ゆかりのお部屋って事ですね。

【漱石が正岡子規と泊まった部屋らしい】
室内にはいろんな資料が展示してあります。
普通に入浴した方であれば,見学可能だそうです。
それと,これまた撮影禁止なので撮ってませんけど,霊の湯を利用された方は,『又新殿(ゆうしんでん)』っていう皇室の方が利用するためにつくられたお部屋を見学することができます。
又新殿専任の案内の方が丁寧に説明してくれるので,これもまた必見でございます!